令和4年度第2回セミナー 講師:酒井義雄&山辺美嗣

シベリア抑留私たちの父親は何を体験したのか

(写真は、ハバロフスクの日本人墓地にて、右が酒井義雄さん、左が山辺美嗣さん)

 

  NPO会員の酒井義雄さんと理事長の山辺美嗣さんは、ともにシベリア抑留遺族です。

 

 シベリア抑留は、終戦直前に対日参戦したソ連によって、満州、朝鮮、樺太、千島の日本人兵士と一般の日本人が、戦後に捕虜としてソ連全土の収容所に拉致され苦役を強いられ、多くが亡くなった「未解決の問題」です。拉致された日本人は百万人ともいわれ、死者数は20万人を超えるともされています。

 

 酒井さんの父親の遺骨は帰ってきていません。山辺さんの父親はソ連崩壊後、戦友の遺骨収集に2度現地を訪問しましたが、思い果たせぬまま亡くなりました。

 

  未だに多くのことが不明な中で、ロシアへの訪問を続ける酒井さんと山辺さんのお二人が、抑留の実態と問題解決の方向について話します。